MATRIXセッション

コンテンツサービス事業部の後藤です。ついに時空を超えて遠距離セッションができる時代になりました!YAMAHAのSYNCROOMというPCとスマホの両方で使えるアプリですが、私はiPhone版を使ってみました。Windows版もありますが、自宅PCはかなり年季が入っているのでおそらく動作が鈍いだろうし、PC用のインターフェイスもないのでとりあえず、できるところから、ですね。

初めてのセッションはとある土曜日の21時から。馴染みの仲間が仮想空間に集合します(マトリックスみたいでかっこいい!ww)それぞれの楽器を鳴らしてバランスを見ます。タイムラグを確認します。・・・はて?  3秒ぐらい遅れて自分の音が返ってきます・・・これじゃ全然使えないじゃん!と思いつつ、ボンボンベースを鳴らしていたら、だんだん返りの音が縮まってきて、やがてシンクロしました!ギターが3コードのブルースのコードを鳴らしているのに被せて弾いていると、ドラムが乗っかってきて、リードギターが加わり、緩いブルースセッションの始まりです。ボーカル・ギター(ウクレレ)のメンバーが軽めに歌を被せてきます。・・・お~!セッションになりました!これならリハーサル程度なら十分使えます。素晴らしい!

今後の課題は電気楽器とボーカル用マイクをミックスするミキサーを用意すること、ですね。そうすると会話をしながらセッションできます。今は声が届かないので筆談(チャット)です。このアプリはこれから改善されるだろうし、5Gが一般的になると、WiFiより早ければかなりのクオリティのセッションができるのではないでしょうか。簡易録音もできるので、リハーサルは自宅から、という環境が整います。

一つ問題なのは、やはり私の大好きなロケンローで、さすがに自宅でシャウトは厳しいかな、と思います。アイコンタクトや身体の揺れの共有、その場の音圧、等もロケンローの大切な要素なので、これはやはり集まらないと、ですね。Zoom飲みというのが流行りましたが、このSYNCROOMはジャズ、ブルース屋には朗報なアプリではないでしょうか?

近所にカラオケボックスがあれば(うちの近所にはないので比較的遠出になりますww)ちょっと出かけて大声出すのも可能ですので、距離は縮まったように思えます。でも逆に分断されている感じもありますね。最初からスタジオに集まって音を出せば、一番良いわけですから。後はドラムですね。エレキドラムなら参加できますが、自宅でドラムを叩ける環境にある人はかなり少ないですから。ドラマーは個人練習でスタジオ通いとなるのでしょう。ちょっと気の毒。

今後はこのアプリを活用して、新曲のリハーサルは仮想空間で行い、ライブで一発で決めるというやり方で進めていこうということになりました。やがて3D眼鏡かけて、仮想空間でアバターで集まり、どっぷりセッションできる時代になるのでしょうか?実在はどこへ行ってしまうのでしょう?(笑)

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