アヒルの水かき

コンテンツサービス事業部の後藤です。

 

先日同時通訳の現場に立ち会いました。

ブースの中に2名の通訳者さんが腰かけて、ヘッドセットを付けて聞こえた言葉を同時通訳していきます。集中力が必要な業務なので、15分マックスで交代して行います。

いやいやいや・・これは不思議な技術です。伺ってみると、「反射」だそうです。 耳に聞こえた言葉を反射的に別の言葉に変換しているということでした。それにしても、すごい・・・私はヘッドセットを付けて、右耳で通訳者の声、左耳で会場の音を聞いていましたが、両方聴くだけでもわけがわからなくなります。それを聴きながら別の言語で話すのですから、これはもう宇宙人ではないかと、思ってしまうわけです。(笑)

通訳者さんたちは実際の通訳時間の数倍以上の予習時間を充てているそうです。そして頭の中で二つの言語を組み合わせておいて、どちらかが来たらもう片方が発声されるように備えておくということでした。ですので事前の資料が揃っているほど、よいパフォーマンスになります。逆にアドリブだと言葉を探す時間が必要なので質とスピードが低下するそうです。ご依頼される方は是非「早めに」「必要な情報」をご提供いただけるようご協力ください。

私はプライベートでバンドをやっていますが、「アヒルの水かき状態」という言葉を時々使います。これは平然として演奏しているが、実は裏でものすごい時間の稽古を積んでいることを表したり、ドラムの話ですが、上半身(客席から見えるところ)では余裕のプレイをしていながら、実はベースドラム(足)が非常に難しく、早い動きをしていることを表します。アヒルも悠然と泳いでいるようで、結構忙しく水をかいているんですね。そんな言葉が今回の通訳案件で頭に浮かびました。技術を提供する人は見えないところで人知れず厳しい稽古をしているものですね。

 

技術翻訳ならコンテックス!

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)