歴史的名訳と圧倒的誤訳

コンテンツサービス事業部の後藤です。

コンテックスは技術系の業務を幅広く行う会社ですが、私の所属するコンテンツサービス事業部は技術翻訳を扱っています。

技術文書の翻訳は原文に忠実に、用語は正確に訳さなければなりません。

「何も足さない、何も引かない」 が基本であり、ベストです。

 

私は学生時代に現代詩を専攻していましたが、詩の「翻訳」は「オリジナル」だと教わりました。

原作者が描きたいものを感覚的にとらえて、それを自分の言葉で再排出する感じです。

元々がその言語特有の表現で書かれるものが多いため、直訳しても意味をなさないことが多々あるのです。

 

詩ではありませんが、映画の有名なセリフに「君の瞳に乾杯」というものがあります。

これはカサブランカという映画でハンフリー・ボガードがイングリッド・バーグマンにいつも言っていたセリフです。

原文は ”Here’s looking at you, kid!” です。 G翻訳にかけるとこう出ました。「ここであなたを見ている、子供!」・・・うーむ・・

Here’s to you! で乾杯という意味がありますが、君の瞳にというのは訳者のアドリブです。素敵ですね。

これは私の解釈になりますが、「乾杯」に「いつでも見守っているよ」という意味と、別れ際に涙を流すバーグマンに、「ほら、泣きなさんな」(ひどい顔だぜ、見てみなよ)という古い男のやさしさみたいなものを表現したセリフではないかと思います。それをキザに訳した「君の瞳に乾杯」はしびれる訳だと思います。(しかし、こんなセリフはボギーにしか言えないですね‥)

 

さて、先日Facebookの投稿にものすごい破壊力を持つメニューの写真が載っていました。

中国から来た人が開店した中華料理屋さんのチラシということですが、誤訳を通り越してもはや別次元の何かになっています。

機械翻訳でもここまで激しいものは出てこないでしょう。いったいどうやったのか、逆に知りたいです。

こちらの写真をご覧下さい。(電車では見ない方が良いです。閲覧注意です。)ww

見たところPDFを文字データに変換したようですが、ラがう ルがノレ になっているのがポイントです。ネ申みたいな字ですね・・w

このチラシを見たら逆に興味がわいて食べに行きたくなるかもしれません。

 

 

技術翻訳はコンテックス

 

 

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