「API連携なら、きっと簡単だろう」——最近のシステム連携の柔軟さを期待してました。
「前と比べて、システム連携は全然簡単になっているよ!」との声も聞こえてきそうですが、私のレベルではまだまだ大変~、と感じたことをお伝えできればと思います。
弊社では、定型的・作業部分が多い仕事はシステムを活用してできるだけ手間を省いていく業務の流れに変える取り組みをしています。いま取り組んでいるのは、勤怠管理>給与計算>会計登録までを一気通貫に再設計していくこと。現状は給与計算と会計登録がシステム分断しているので、勤怠管理>給与計算>会計登録がスムーズにできそうなシステムを活用してこの分断を解決し、時間をより有益に使っていきたいのです。
実際の導入前にトライアル利用をシステム会社にお願いしたところ、快くOKをいただきましたのでテストを行うことにしました。まずは、勤怠管理>給与計算の部分を連携にトライ。
この2つのシステムは「API連携ができる」と公式資料に記載があったこともあり、「たぶん簡単にできるのだろう」と勝手に判断していました。が、AIと一緒にひととり書類に目を通していくと、さまざまな事前準備が必要だったのです(あたりまえですが)。
新しい給与計算システムは、給与計算で使う金額や割増率をベースに設計されていて、「支給」か「控除」の観点から項目が設計されています。一方、現在の勤怠管理システムは様々な業種に合うように項目がたくさんあります。勤怠項目を給与計算項目にどのように統合していくか、支給・控除どちらに当たるか分類し直し、名前を間違えないようカスタム項目を作りながら、手作業で対応づけていく費用がありました。
この細部統合はシステム連携では必須の作業ですが、なかなか骨の折れるものです。連携用のアシストツールのようなものは、まだまだ用意されないものなんだな、と少し残念に感じました。
説明書を読み込み、項目の名前を間違えないように突き合わせて統合し、データ連携テストは無事に成功。数字がきちんと渡っていくのを確認できたときは、ほっとしました。
今回のトライアルはシステムに詳しい外部の方と二人三脚で進めてきました。この先はシステム提供元のサポートのお力添えも頂き、弊社と同様の課題をお持ちの先行企業様のケースを知ることで、より早くそして正確にシステム連携が完成すると確信しています。
「簡単そうに見える連携ほど、実は丁寧な理解が大事」——今回、身をもって学びました。皆さんの会社では、システムを乗り換えるとき、どこに一番時間を取っていますか?