満ちていく、私だけの豊潤な時間・・

コンテンツサービス事業部の後藤です。

タイトルはコーヒーかウィスキーのCMキャッチコピーだと思いますが、今日はそんな「仕事に全く関係のない」お話です。(・・あ、いつもか・・)

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私は8年ほど前にタバコを止めました。それまでは特別ヘビースモーカーではなかったのですが、一日一箱ぐらいは吸っていました。セブンスターがメインで、常備しており、時々ショートホープ、ピース、キャメル等を平行して吸っていました。

いつの頃からかチクチクと胸の痛みを覚えるようになり、「こ、これは・・・恋・・・?」・・ではないのはすぐに分かったので、タバコの接し方を考えるようになりました。中毒していたので、すぐ止めるのは無理だと思い、軽くすることから考えました。15~20㎎程度のニコチンを好んでいたのですが、これを少しずつ落としていったのです。といってもいきなり1㎎とか3㎎とかでは全く吸ってる気がしないため、逆に本数が増えます。で、12㎎、10㎎、8㎎、5㎎という風に段階的に落としていくことにしました。それでも時々リバウンドしてピース(20㎎)に逆戻りしながら、2年かけて1㎎のキャビンに落ち着きました。これは長足の進歩です。胸の痛みもなくなりました。

更にとある冬にインフルエンザにかかり、3日間高熱で倒れていましたが、この時全くタバコを吸わずにいられたのです。これはかつてない出来事でした。以前はどんなに喉が痛くても、咳が止まらなくても、健康のバロメーターと称して必ず1本は吸っていたからです。!!もしかしたらこのまま止められるのでは・・??・・・果たして、吸いかけの箱を残したまま、タバコは止めました。ちょうどタスポが出回っていて、まもなく異常な値上げをされる直前です。当時はまだ320円ぐらいでしたね。今の値段ではとてもついていけません。吸い始めのころはセブンスターが150円でしたから・・。インベーダーゲーム3回やるとタバコ2箱分の出費になるので、私は友人のプレイを咥えタバコで見ていたものです。結局30年ほど吸い続けました。その昔、祖父が専売公社に勤めていましたが、やっとその因縁が切れた感じでしょうか。

さて、ここからが本題です。禁煙する1年ほど前から、パイプタバコにも興味を持って、少しずつ研究していました。パイプ作製キットなんてものもあって、自分でブライヤーの火皿部分を削って作ってみたりもしました。いろいろなHPを参照して自分好みのタバコを探していました。パイプタバコは紙巻タバコとは違い、肺まで吸引しません。口元で火力を調節して、「いぶす・くゆらせる」ものです。私はアロマオイルやインセンスにも興味があり、こりゃまたいろいろ研究していたのですが、パイプはそれに近い感じです。紙巻タバコの巻紙には燃焼剤が含まれていて、これが紙巻の独特な臭気になっています。パイプタバコはアロマに近く、良い香りを部屋に付けることもできます。そんなわけで、パイプはいつかまた「大人になったら」やろうと思って保管していました。

先月ぐらいから部屋でぼーっとする時間が欲しくて、久々にパイプを出してきました。一日1回(休日はこの限りにあらず)、だいたい火を付けると1時間以上は楽しめます。タバコの葉は50gで1500円程度。1パックあれば1月以上持ちます。リーズナブルに静かな独りの時間を過ごせます。とりとめのない考え事をしたり、ただ音楽を聴くのに(覚えるためでなく)パイプとコーヒーはぴったりです。お金をつぎ込まなくても、独りの時間を静かに過ごせるのはそれだけで贅沢なことだなぁと思う今日この頃です。

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