この土曜日は、午前中は合唱の練習(3月初旬のTVECまでに曲が完成するのか・・・)、午後は人生の先輩であり知人の方と東京散策、夕刻からは母の誕生会と、予定がみっちりでした。

東京散策は以前から楽しみにしていたものです。新春の神社めぐりも加えてということで、ブラタモリのように東京変遷を少しだけだとってみようという企画でした。

「新宿・杉並近辺はまあまあ知っているけれど・・・東東京はねえ」、と知人の方は謙遜なさっていましたが、なかなかよくご存知です。

新宿駅南口→新宿遊歩道公園“四季の路”→歌舞伎町ゴールデン街→、花園神社→深川江戸資料館→富岡八幡宮→成田山東京別院深川不動堂→清澄庭園→新宿

目玉は深川江戸資料館。江戸の街並みが資料館の中に再現してあり、体験重視の素晴らしい資料館です。

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http://www.kcf.or.jp/fukagawa/

再現された建物の中に入ることもできて、人々の暮らしを肌で感じることができます。人類学専攻していた私にとっても、とても興味をそそられる資料館です。

江戸庶民の暮らしは実に機能的でコンパクト!驚きました。

庶民中の庶民と思われるお宅(?)の場合、厠と風呂のような水場(長屋のような集合住宅になっているので、共同利用ということですね)以外のすべてが、6畳程度の大きさに収まっています。

かまども玄関口の土間に2つしっかりあって、その横に洗い場、水を入れた桶と並ぶのですが、距離は大体1メートル程度。すごいです。家具も箪笥ひとつ程度。それに引き替え、お仏壇や神棚がしっかりどの家にもあって、竈神(かまどがみ)は作り付けかと思うほど。

知人の方は、「いつでも引っ越しできるね~」とおっしゃっていましたが、まさにシンプルライフ。リヤカーに家財道具を載せても、空間が余ります。

ひるがえって私の部屋。書類や本があふれかえっています。現代では、このシンプルさを手に入れることは、かえって贅沢なのかもしれません。

日曜の日経新聞では、本はやがて電子ブックへの移行するという予測から、1冊200円程度で電子化するサービスがすでに出ていると書いてありました。

場所はすっきり、書籍を電子化で情報も余すことなく活用することは、新たな贅沢さにつながるのかもしれません。

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成田山東京別院深川不動堂(梵語で埋め尽くした飾り壁)

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清澄庭園(梅結びが職人芸!)

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